こんにちはNAGOです。
今日はダンさんの動画
YouTube高橋ダンより
今、ETFの資金流入が最大になっています。これからETFに投資したい人が多くなってくると思います。まずETFって何って人がいる(昔のNAGOも含め)説明が必要かなって思います。
1.ETFで何がおきているのか?

膨らむマネーETFに
20年、世界最多
70兆円
2,012年から見ると3倍の金額がETFに流れています。もの凄く拡大されている投資方法です。
ETFは、“Exchange Traded Funds”の略で、「上場投資信託」と呼ばれています。連動する指数は株式だけでなく、債券、REIT(リート)、通貨、コモディティ(商品)の指数もあります。投資先も日本から海外に広がり、投資しにくい国と地域と資産に手軽に投資ができるようになりました。
似ている商品として投資信託に「インデックスファンド」がありますが、 ETFは、そのインデックスファンドが金融商品取引所に上場しているようなイメージの金融商品です。 ETFもインデックスファンドも運用の目的は同じで、指数の動きに連動する運用成果をめざす、指数連動型の投資信託です。対象指数と同じ銘柄・比率で株式や債券を保有する方法や、定量的な分析によってその株式や債券の保有比率を工夫する方法、また、派生商品を使う方法で、指数の動きに連動する運用成果が可能になります。インデックスファンドは、1日1回算出される基準価額で、1日1回しか取引きできませんが、ETFはそのインデックスファンドを投資家の判断で、金融商品取引所の取引時間内に、株式と同様に相場の動きを見ながら売り買いができるとイメージするとわかりやすいと思います。
日本人は投資信託の方がわかると思います。NAGOもまだ投資は投資信託で行っています。ETFと投資信託との一番の違いは好きな時間帯の価格で取引が出来ることと管理費が少ないようです。

ETFとは一つの金融商品で
いっぱいの株をまとめた物
何百、何千の株だよ

それは素晴らしいですね
ダンさんは費用も少ないって
買うしか無いでしょ

これだけ素晴らしいETFなのに何が問題なのでしょうか?。ダンさんは20年前に作られた商品で昔と今は違ってしまったと話されます。ウォール街の人は気づいていますが投資を始めたばかりの人は気づいていません。何が間違いと言っているのでしょうか?。
ETFは良い商品です。ダンさんも長期投資では個別株はしていない。ETFで全部できると昔話されていました。
注意すべきは考え方
考え方をちゃんとわかっていれば素晴らしい投資といえるのです。
2.複利効果
もし年率5%で複利で運用するとします。5%は投資をしていれば普通に可能なリターンになります。アメリカ株の平均年間リターンは7%程度あるので可能な投資なのです。

手元に100万あり、30年間を月々10万・・・。この設定での話・・。一般人には厳しいかも知れませんね。ちなみにこのまま投資すると

ちょっと月々10万円は一般庶民は難しいので可能そうな数値で見てみます。下記のサイトで自由に計算出来ます。
https://keisan.casio.jp/exec/system/1254841870


自分の考える一般的にできる投資金額。
元金は50万
毎月3万円投資
30年間積立投資
このくらいの投資はがんばれば出来ると思います。この投資をすると

1,130万の投資で22,27万まで増えるんです。約倍になります。ただ貯金をしているだけでは1,130万。この差は大きな物になります。ちなみにこれが複利になります。よく毎月配当の投資信託がありますがあれは単利になり、しかも配当のたびに税金を取られてしまうんです。毎月配当の投資信託は基準価格も下落していきます。そして税金を必要以上に取られてしまい長期投資には向いていないのです。
ちなみに複利について記事にしたことがあるので張っときますね。
つまりよく話しにでる老後2,000万円問題はこの積立と投資でクリアできるって事です。
投資って大切ですね。
3.ETFでみんなが間違えていること

ロボアドバイザーが何千株を管理します。
自動的に世界の株、債権など分散化
こんな話素晴らしい?。

素晴らしい
楽だし
分散化してるし
ダンさんの話難しいし
これで良いかも

ETFで注意するべきは管理方法です。管理が難しいからロボアドバイザーに任せようとか、信託会社に任せようとすると高い管理費を払うことになります。投資信託でも購入手数料3%で管理費用年間2%なんてざらに売ってます。もし管理費用が2%なら5%のリターンが3%まで下がってしまうんです。
そうなるとこんなに違いが出てきます。(NAGOは投資信託主体のため投資信託での話をします。)

元金50万円
毎月投資3万円
30年間の積立
5%の投資リターンで
2%信託手数料

2%信託報酬など手数料で取られると1,678万しか増えません。

これだけの資産を誰かに渡していることになります。もの凄くもったいない話だと思います。そのサービスはそれほどの価値があるとは思えません。なぜそう言い切れるのか?。相関係数は全部一緒なんです。
コロナショックのような危機の時、この資産運用では全部が下がります。あなたのポートフォリオは下がるんです。シャープレシオを上げる事が重要なんです。
ポートフォリオの説明↓
シャープレシオの説明↓
では一緒に人気のあるETFを見ていきましょう。まずはバンガードのETFでVITを見てみます。ここはアメリカ株に投資しています。アメリカ株と相関係数が100%同じです。S&P500と全く同じに変動します。

2つの値動きが連動している、関係がある場合、相関関係があるといいます。
連動性をあらわす指標を相関係数といい、+1から−1までの数字であらわします。
+1なら、完全に同じ値動き、ゼロに近づくに連れて連動性が薄くなっていき、0はまったく関係のない値動き、そして−1は完全に逆の値動きをします。
マイナスの場合を逆相関関係といいます。
たとえば0.5だったら、半分くらい同じ感じの値動きをします。
−0.5なら、半分くらい逆の値動きをします。
今度はVEAを見てみましょう。アメリカ以外の株式に投資します。普通で考えるなら相関係数が違うはずですが・・。

ほぼ一緒に動いていることがわかります。何年間もです。コロナショックの時にVTIもVEAも一緒に下がりました。98%も相関係数は一緒です。アメリカとアメリカ以外の株で分散投資しているつもりでも全くリスクは分散されていなかったのです。

同じものなんだよ
VEAもVITも
なぜこんなことが起っているのか?。20年間でアルゴリズムの影響が莫大に上がっています。20年前はこの方法で分散投資出来ていました。アメリカのETFが上がっても、日本株、ヨーロッパ株はそんなに影響を受けなかった。変動率に違いがあったんです。
変動率が違うことで多様性が生まれます。コロナショックなど暴落するときには特に多様性がほしいのです。一つのETFが下がっていたら一つのETFは上がっている。それだけでもクッションがありシャープレシオが上がります。
投資をする上でパフォーマンスだけを見るのでは無くダウンリスクも見る必要があります。
もう一つ人気のETFでVWOがあります。これは先進国ではなく途上国に投資するETFです。

2,013年頃はまだ逆変動してましたが2,019年以降は相関係数はプラスのままです。VITと近年は一緒なんです。

VTIとVEAとVWOと
これで全てを投資した
間違いだらけです。
変動率は一緒の商品です
これはバンガードが悪いわけでは無く、ロボアドバイザーが悪いわけでも無く、ETFのマーケットが変わってしまったんです。今は一緒に連動してしまう商品がもの凄く多くなってしまいました。なので馬鹿でかい運用費を払ってロボアドバイザーにお願いするはほとんど意味の無い投資戦略にお金を出しているのと変りが無いんです。
4.ダンさんの意見
1.多様性のあるサービスを選ぶ
多様性があるサービスを選ぶことで解決できます。でもダンさんの選択では日本にはありません・・。正直なところヨーロッパやアメリカでも兄と思います。ほとんどがアメリカの投資比率が高く、通貨もドル建、円建てでほとんど一緒に動いています。確かに上がっているときは大丈夫です。しかしダウントレンドになった時、一緒に全ての商品が下がってしまいます。
2.通貨建てを分ける
通貨を分けることで一気に多様性がかわります。ドルと円だけを持っていてもリスクは一緒に動いてしまいます。中国、インド、アフリカなど新興国はVWOではなく国ごとのETFをそれぞれの通貨で買う事をオススメします。
3.国債、コモディティも購入する
アメリカ国債30年はコロナショックの時に価格は上昇しました。コモディティは株と逆変動ししやすい商品になります。国債なんてと思わずに見てみてはどうでしょうか?
4.ライオン戦略
最終的にはここですよね。いままでの話をまとめるとロボアドバイザーなんかに任せないで自分でちゃんと投資を管理する。
長期積立投資を超分散で投資し
短期投資でショック時に対応する。このことでシャープレシオが上がって行くんです。
つまり、投資を簡単にしない。自分のお金だよ。一日の少しの時間でも良いから投資について考えて自分の為にレベルアップしよう。って事だと思います。もうアメリカに投資するだけでお金が簡単に増やせた時代は終わろうとしています。
アメリカのFRB(中央銀行)はコロナショックの対応で金利を2,023年まで上げないと宣言しています。異常なほどの量的緩和でお金がドンドン膨らんでいきます。今円高になっているのは円が強くなっているのでは無く、ドルが弱くなっているからです。
投資を学ぼう!!。
それではまた!!。